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2007年12月06日
通票に思う
鉄道趣味を本格的に始める前。
ただ漠然と眺めていた地元相模線はキハ30ばかりのつまらない路線だったが、それでも駅を一つずつ手繰るように進んでいくと、幾つかの駅で不思議な儀式が繰り返されてる事に気が付いた。
10歳かそこらの頃だから記憶はあやふやだが、それでも、湘南に住んでいた親戚の家へと出かけて行く子供が一人で汽車旅をするのだから、自然とその友は車窓になり、そして退屈な話し相手は車掌さんだった。
「あれはなにをしてるんですか?」
子供心にストレートな質問をしたもんだと今更ながら思う。
でも、あの頃の、国鉄が断末魔をあげる直前の、まだいろんな意味で余裕があった時代の車掌氏は、ドア扱いや無人駅の集札業務をしながらもあれこれ説明してくれた覚えがある。
残念ながらその内容は全くといって良いほど覚えてないが、それでもあの車掌氏が笑顔だったと言うのは何となく覚えているものだ。
あれから幾星霜。
小僧は小生意気なガキになり、親戚からせしめた一眼レフを持って八高線へと出かけていた。
地元相模線は電化され、通票が見られなくなって久しかった。
しかし、八高線にはあの頃と同じ儀式が繰り返されていた。
しかし・・・・
まだ18にもならぬ小僧だ。
その儀式を記録する重要性など全く理解していなかった。
通票を投げ込んで通過して行く貨物列車ですら、眺めて終わりだった。
そしてその10年後。
再び通票と邂逅した。
舞台は只見線だった。
ここに全てがある。
あの頃は撮れなかった物がすべて揃っている。
平成14年の一年間は狂ったように只見線へと通っていた。
通票をやり取りするすべての駅で同じようなシーンをひたすら撮っていた。
今、只見線は変革期にあるらしい。
通票の取り扱い区間は、まるで潮が引いて行くように後退して行くだろう。
そんな事は陽を見るより明らかな事だ。
でも、このどうしようもない赤字路線に投資が行われていると思えば、それ自体はありがたい事じゃないですか。
一説に寄れば、平成20年度中に保安機器の更新作業は一段落するとか。
オフィシャルな情報ではないので、その信憑性には疑問符が付きます。
しかしながら、一昨年より順次行われている軌道の強化改善作業は遅々としつつも進んでいます。
そして、平成22年度・・・・・
小海線のキハE200量産の暁には・・・・・
遺された時間は少なそうですね。
頑張りましょう。
ただ、それだけです。
投稿者 風来坊 : 2007年12月06日 23:07
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コメント
JZX81さん おばんでした♪
タブレットキャッチャーのガッチャン!って音が懐かしいですね。
通票をやり取りする姿が楽しいと感じ始めたのは、生活の圏内から完全に消滅した後でした。
只見線沿線で見られるあの姿は、次の世代に残したい鉄道の原風景ですね。
私は手渡しによる通票交換の風景を殆ど撮っておりません。
八高線貨物の時も因美線砂丘の時も通過の際のあの豪快な
「タマ取り」に重きを置いてしまい何気ない人同士のふれあい
のシーンをなおざりにしていました。
今更葬式厨宜しく只見に通うのは本望ではなく現業機関に迷惑も
掛けたくありませんので皆様の力作を拝見して楽しむ事にします。
投稿者 JZX81
: 2007年12月07日 08:06