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2006年12月30日

エピソード2006 その3

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18-12-30-02.jpg 今年のエピソードを振り返る上で外せないのは銀河線の終焉でした。

 …遠い日
 私は丸山変電所を見下ろす長い長い急勾配一直線路線のどん詰まりに居た。
 9月の終わり。暑い日だった。
 軽井沢の構内にロクサンを展示するそうだ。
 そんな話を聞いたのは何時だったろうか?
 横川から軽井沢へ向かってEF63-2が回送される・・・・
 私はそれを撮るべく、長い長い急勾配のストレートエンドで構えていた。

 ファインダーの中にロクサンのナンバーが踊った時。
 あの独特のブロアー音が妙義の山にこだました時。
 自分の真横を通るロクサンの吊駆け音に涙した時。
 そして、
 トンネルを越え、2度と見る事の叶わぬ妙義の山々に別れを告げる長い長い汽笛を聞いたとき。
 私は、2度と消え物は撮らないと心に誓ったつもりだった。

 でも、銀河線の沿線には魔物が潜んでいたようだ。
 初めて北海道へ純粋に撮影目的で入ったときには、既に多くの赤字路線が過去帳入りした後だった。
 だから、私にとって銀河線は、そんな廃止された赤字ローカル線群との邂逅の場所だった。

 何度も沿線を撮る内に、段々と芽生えていた奇妙な違和感がなんであるか。
 その答えを見つける為にしばらく自問自答した事がある。
 そして、その中で導き出された答えを自分なりに整理した結果・・・・

 北見の車庫へアポ無し突撃の愚挙に出てしまった。
 彼らの生きた姿を記録する事。
 そしてそれを次世代へ伝える事。
 それこそが今を生きるものの使命な筈。

 ならば、常々自ら公言して憚らぬ

 「こんな所に駅があるなんて凄いよねぇ~」

 といった間抜けな発言を肯定するような事ではなく、
 ましてや、ローカル線の一番ひなびた区間をトコトコと走る姿を撮る事でもなくて。

 それはつまり、この路線や車両や動かす人々のリアルな姿を残す事に他ならないと思った訳です。


 どこの誰が・・・・と名指しするような大人気無い事をするつもりは有りません。ただ・・・

 自分がこれからも撮りたいから。
 まだまだ走る姿を見たいから。

 言い換えれば、沿線がどうなろうと知ったこっちゃ無くて、要するにキチガイ鉄道原理主義的な、自分勝手な要求を公に言えないチキンだからこそ、やれ「沿線住民の貴重な足」だの、「100kmを越える公共インフラ」だのと、屁理屈+駄々をこねる見っとも無い大人になってるのを気が付いてない無様な姿になりたくないなと思った訳です。

 そんなに嫌なら社会的にアクションを起こして見せろ。
 私は単純にそう思うだけ。

 酸っぱいブドウをしたり顔で延々と続ける姿は、自分で自分に酔ってるだけですよ・・・・・

投稿者 風来坊 : 2006年12月30日 23:31

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