« 海辺の途 | メイン | 最北へ »

2005年11月01日

最後の秋雨

 11-01.jpg

 大誉地をから列車出発した、軽やかなタイフォンを響かせながら。
 最後の秋雨を浴びて列車は次の駅を目指す。
 大きな誉れの地、アイヌ語の地名に和人が当てた漢字はそんな意味になった。

 ここにその誉れはあったのだろうか?
 秋色に染まる沿線からは、そんなものの残り香ですら希薄だったように想う。

 ただ
 この沿線が一時でも輝いていた時代があったことは事実だろう。
 内地から一念発起して海を渡ってきた人々の情熱は、大きな牧草地になって残っている。
 十勝のどん詰まり、とにかく寒いこの地に入植してきた人たちの涙雨だろうか。

 最後の秋雨浴びて列車は駆ける。
 廃止の日まで。

投稿者 風来坊 : 2005年11月01日 00:04

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://huuraibou.com/blog/mt-tb.cgi/659

コメント

コメントしてください




保存しますか?

(書式を変更するような一部のHTMLタグを使うことができます)